水族館まぐろ大量死という不可解なニュースが流れました。
本来は広々とした海で自由自在に動き回るまぐろが、
小さな水槽の中で、息絶えてしまうとは、
水産業者の私としてはとても残念なニュースです。
未だ原因が特定できず、マグロだけではなく、
スマ、ハガツオも息絶えています。
クロマグロは、昨年11月に69匹いたものが、
たった2カ月で17匹となり、
本日もまた新たに2匹死んでしまいました。
スマは52匹が全滅です。
これが人間の話であれば大ごとです。
2カ月以上も時間をかけ、
なぜ未だに原因が解明できないのでしょうか。
水族館まぐろ大量死は、
鳥インフルエンザや、狂牛病と異なり、
人間の口には入りませんが、
それにしても検査結果が出るまでの時間が長すぎます。
日々多くの魚が苦しんでいるのです。
水質には特に問題なしとされており、
群れ全体のパニック状態が原因か、
近くで行われている工事現場が原因か、
こんな意見が出ているようです。
多くが背骨骨折しているようですが、
一体どうなっているのでしょうか。
水族館まぐろ大量死、
被害は水族館の一つの水槽の中だけ。
この不可解な事件、
一日も早い解明を願うばかりです。
大海原ではないけれど、
まぐろ達が華麗に泳ぐ姿を大勢の方達に
見て欲しいのです。